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【NIKKOR Z 40mm f/2】コスパ最高な単焦点をパパ目線でレビュー!

shibuneko

 

 子供が生まれたから奮発してカメラを買ったはいいけど最近使ってない。家族でお出かけするときも、かさ張るし重いしで持ち出さない。カメラがただのインテリアになっている。なんならちょっと飽きてきた。これらの状況を打破してくれるレンズがNIKKOR Z 40mm f/2なんです。

 この記事では子育て中の僕が家族スナップを撮るのに使用しているレンズ、NIKKOR Z 40mm f/2を作例を交えながらレビューしていきます。

 

仕様表

型式ニコンZマウント
焦点距離40㎜
最大口径比1:2
レンズ構成4群6枚(非球面レンズ2枚)
画角57°(撮像範囲FX)    38° 50′(撮像範囲DX)
ピント合わせIF(インターナルフォーカス)方式
最短撮影距離撮像面から0.29m
最大撮影倍率0.17倍
絞り羽根枚数9枚(円形絞り)
絞り方式電磁絞りによる自動絞り
最大絞りf/2
最小絞りf/16
フィルターサイズ52㎜
寸法約70mm(最大径)×45.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量約170g
付属品• レンズキャップ52mm LC-52B(スプリング式)
• 裏ぶた LF-N1
発売日2021年10月1日発売

満足度95点

 キットレンズの次に買うならこのレンズはおススメ。室内でも使いやすい焦点距離に加え、最短撮影距離も短いので寄って大きなボケも作れます。価格も手ごろで家族やペットのスナップを撮るのに適しています。

良いところ

  • 軽い小さい 約170g 
  • 寄れる 最短撮影距離 撮像面から29㎝
  • ボケが良好 絞り羽9枚で綺麗な円形ボケ
  • 逆光性能もそこそこ良い
  • 静音性
  • 防塵防滴
  • 安い! 新品で約32,000円 中古で約28,000円(2025年10月時点)

イマイチなところ

  • 手振れ補正無し
  • レンズフード無し

実際に使ってみて

 基本的に子供と外出するときに使うことが多いです。以前はZ 24-200mm f/4-6.3 VR(約570g)Z 24-70mm f/4 S(約500g)を使っていました。

 ですが重くてかさばるし、ズームリングを回して画角決めて撮るという一連の動作もテンポが悪く感じてしまい、出番は少なくなりました。子供と遊ぶのが目的なのでカメラいじるのに時間つかえないですしね。

 約170gという軽さはちょっとしたお出かけに気軽に持っていけます。

f/2.2 1/8000秒  ISO125 周辺減光はこれくらい、簡単に補正できます。

ボケはこんな感じ

f/2.5   1/160秒 ISO 800

 なかなか綺麗なボケです。被写体によってはザワザワした感じになりますが値段を考えたら合格点をあげていいですよね。

f/4 1/125秒 ISO 5000

f/2 1/400秒 ISO 5000   手持ち撮影でしたのでISOは高めです。

f値の高いズームレンズでは手持ち撮影は難しい場面です。ですがこのレンズならイルミネーションをバックに幻想的な写真も手持ちで撮れます。 

 Fマウントのレンズだと四隅のボケはレモン型になっていましたが、Zになってからはほとんどのレンズが円形を保っている印象です。こうゆうところに技術の進歩を感じますね。

意外と逆光もいける

f/2 1/2500秒 ISO 800

 S-Lineのレンズだとアルネオコートとかナノクリスタルコートが施されていて逆光に強くゴースト、フレアが出にくいコーティングがされています。

 ではZ 40㎜ f/2はどんな逆光対策がとられているのかというと、 ニコンスーパーインテグレーテッドコーティング【Nikon Super Integrated Coating】というコーティングがされています。

 名前だけ聞いたら一番凄そうですよね?でもこちらのコーティングは現行のニコンレンズすべてに施されています。

 簡単に説明するとニコンが独自に開発した技術で逆光時でもゴーストやフレアを抑えて高コントラストを可能にしているコーティングだそうです。詳しくは下記に公式の説明があります。

Q
 ニコンスーパーインテグレーテッドコーティング【Nikon Super Integrated Coating】

ニコンが独自に開発した、広い波長域で高い透過率を実現する多層膜レンズコーティングです。レンズ構成枚数の多いズームレンズでも逆光時等のフレアやゴーストを軽減し、高コントラスト、豊かな階調表現が可能。カラーバランス、色再現性に優れ、赤外線写真など特殊用途における光学性能も向上させています。また、デジタルカメラ特有の現象である撮像素子からの内面反射によって発生するフレアやゴーストも抑制します。F マウントレンズ、Z マウントレンズの現行ラインアップ全てに採用されています。

 ナノクリ、アルネオじゃなくても、ひと昔前のFマウントレンズに比べたらかなり逆光に強いと感じます。写真のような状況なら絶対コントラストが低下しているはずですが綺麗に描写されています。

 夕暮れ時ってドラマチックな写真が撮れることが多いので、逆光でも気にせずシャッターをきれるのはありがたいですね。

近接撮影も得意

f/5.6 1/100秒 ISO 320

 最短撮影距離が29㎝なのでテーブルフォトもお手の物です。外食したとき料理を撮りたいと思うことありますよね?厳ついレンズだと周りの目が気になる場面でも、Z40mm f/2の大きさなら威圧感を与えることなく撮影できます。

まとめ

f/2 1/1600秒 ISO 5000

f/2.2 1/8000秒 ISO 110

f/2.8 1/250秒 ISO 800

f/2.8 1/8000秒 ISO 200

 40㎜というあまりなじみの無い焦点距離ですが、使ってみると絶妙な距離感です。慣れないうちは中途半端なレンズという印象を持つかもしれません。

 しかし、使い込んでいくうちに40㎜の面白さがわかってきます。35㎜のように広角っぽい使い方も出来れば、50㎜のようにポートレイトを撮ることも出来るので、このレンズ一本でいろんな表現が可能です。

 そして何より値段が安いことも魅力的です。Zマウントのニコン純正レンズでは2番目に安く32,000円台で買えます。(ちなみに一番安いのはZ 28mm f/2.8の30,112円)※2025年10月時点 

 

 世間では撒き餌レンズなんて言われることもありますが、値段考えたら尋常じゃないクオリティです。安い、軽い、ボケ綺麗、寄れる、四拍子そろったレンズです。写りも普通に良いですしね。

 買ってよかったレンズは?と聞かれたら答えに悩みますが、一番使ってるレンズは?と聞かれたら、Z40㎜ f/2です!と即答できます。

 日常を切り取るには最適のレンズ。皆さんも是非使ってみてください。

ABOUT ME
ギンジロ
ギンジロ
東北の田舎出身、函館在住。妻と息子と猫3頭と暮らしています。初めてのカメラは2009年に買ったNikon D90。 独身時代は野鳥撮影にお金と時間を注ぎ込んでいましたが、現在は猫と子供と料理を撮る毎日。
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